愛馬アイオロスシチー 第12戦!


5月17日 東京6R 500万下 ダート1400mは、

4着/5番人気!!

相変わらずの最後方追走も、今回は走破時計も良く本物!!

内容的に500万クラスの卒業は時間の問題。

とにかく、強いアイオロスシチーが見れて安堵。

レース回顧と時計の分析、レース後の宮崎北斗騎手のコメントと、

専門誌の評価を掲載。

(2009年5月18日完結

2009年5月11日作成

これ以降は5月14日に作成

●追い切り情報(5月14日更新)

前走前 4月29日 美浦南坂路 良馬場 一杯
1回
助手
4F 51.5
3F 36.6
2F 24.3
1F 12.2
ユウタージャック(障害未勝利)一杯に同入



5月9日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.7
3F 43.5
2F 28.4
1F 14.3


5月13日 美浦南坂路 稍重馬場 強め
1回
助手
4F 51.4
3F 計測不能
2F 計測不能
1F 12.3
ダイワオージー(古馬1000万)馬なりに同入
 5月9日、次走に向けて14−14で追われました。優先出走権を持って臨む今回は、調整もしやすく、嶋田功師の手腕が問われるところです。いい競馬を期待したいですね。

 5月13日、前走同様かなり調子は良さそうです。力は出せると思います。ただ、展開に左右されますので、勝てるのかと言われると、答えは出せません。私ほっさんの追い切り評価は「B+」で、今回は相手が強力ですので、着を拾うのは大変ですが、無様な内容にはならないでしょう。負けても時計はそれなりで、相手が強過ぎたということになるのではないでしょうか。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 5月17日 東京6R 500万下 ダート1400m 全17頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 宮崎北斗  5/02 高田5下 新潟ダ1200 16 16 B+
アルフェラッツ 幸英明  5/02 500万 東京ダ1400 13 10
エムアイティアラ 伊藤工真  4/25 500万 東京ダ1400
クラッチヒット 勝浦正樹  9/20 未勝利 中山ダ1200
グルーオン 伊藤工真  4/12 500万 中山ダ1200 11 12
コウメイグリーン 丸田恭介  1/11 500万 中京ダ1700 10 10
サーチリザルト 岩田康誠  4/26 500万 東京ダ1600 10
サニーケーティング 藤岡佑介  2/14 500万 京都ダ1200 11 14 13 17 10
シルクアドニス 小林久晃  5/05 交流 船橋ダ1700 12 10
スプリングラッキー 吉田豊  5/02 500万 東京ダ1400 10 16
スマートキャスター 伊藤工真  5/02 500万 東京ダ1400 11 13
タツタイコウ 戸崎圭太  4/12 500万 中山ダ1200 14 10
ダイレクトパス 吉田隼人  4/26 500万 福島ダ1700
トーセンウィズダム 山本政聡  1/10 地方 水沢ダ1300
ネバーグレイス 郷原洋司  4/25 500万 東京ダ1400 12 12
メジロオマリー 上村洋行  5/10 500万 新潟ダ1800 11
ヤマニンノベリスト 田辺裕信  4/11 500万 福島ダ1700 10 14 12 11

は前走4節以内の優先出走権を持っている馬

 というわけで、出馬想定表どおりですと、1頭が出走できなくなる計算ですが、アイオロスシチーは前走5着で優先出走権を持っているので、よほど優先出走権持ちの馬が大挙して押し寄せて来ない限り出走はほぼ確定です。

 気になるのは鞍上ですが、私個人は宮崎北斗騎手の手が合うと思いますし、減量2キロも魅力ですので、そのままでいいと思うのですが、優先出走権を持っていますし、しかもGT開催日で一流ジョッキーが集まります。もしかすると、乗り替わりがあるかも知れません。


 しかし、なかなかメンバーが揃いました。しかし、1つ上の1000万クラスで勝ち負けしようとするならば、500万クラスで低迷しているこのメンバーの中で掲示板は確保しなければいけません。ここで掲示板を確保できないようですと、精々500万クラスの勝ち負け程度か或いは、夏の北海道の1000万クラスくらいしか、勝てないでしょう。

●東京ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面右。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。わずか100mの違いだが、1300mとは別物。スプリンターに向いた1300mに対して、明確に距離適性が問われる。
 スタート後、3コーナーまで約400mも距離があり、まずはこの地点でペースがグンと上がる。3〜4コーナーでもスピードは緩まずに、スタート後の600mが特に速くなるのがこのコースの特徴。しかし、前半の主導権争いでひるんでいては勝負にならない。
 基本的には逃げ・先行が強いコースなので、特に下級条件は先行力が1番のポイント。クラスが上がると差しも決まる。
 唯一の重賞が組まれている根岸ステークスは、差し馬の好走が多い。しかし、その場合でも馬群の大外を回らされる馬が厳しい。中団の馬群の中で脚を溜め、できるだけ距離ロスを防いでいるシーンが多いはずだ。
 枠順は互角。脚質、メンバーによって変わってくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜差し
ポイント 先行力、コース取り
種牡馬ベスト アフリート、フジキセキ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、ペリエ、柴田善臣、内田博幸
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分27秒3 1分27秒8 1分27秒1 1分26秒6
2歳未勝利 1分27秒3 1分27秒7 1分26秒9 1分27秒2
2歳500万 1分25秒6 1分25秒9 1分23秒9 1分24秒3
3歳新馬 1分28秒0 1分27秒8 1分27秒2 1分27秒4
3歳未勝利 1分27秒3 1分26秒7 1分26秒7 1分26秒3
3歳500万 1分26秒0 1分25秒8 1分25秒2 1分25秒3
古馬500万 1分25秒9 1分25秒2 1分24秒9 1分25秒3
古馬1000万 1分24秒7 1分24秒6 1分24秒3 1分24秒1
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分23秒6
古馬オープン 1分23秒4 1分23秒3 1分23秒3 1分23秒0

これ以降は5月15日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月17日 東京6R 500万下 ダート1400m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 宮崎北斗  5/02 高田5下 新潟ダ1200 16 16 B+
アルフェラッツ 浜中俊  5/02 500万 東京ダ1400 13 10
エプソムヒット 佐藤聖也  4/19 500万 中山ダ1200 14 15 15
オーミバンディエラ 中谷雄太  4/26 500万 福島ダ1150 12
クラッチヒット 勝浦正樹  9/20 未勝利 中山ダ1200
グルーオン 小牧太  4/12 500万 中山ダ1200 11 12
コウメイグリーン 松岡正海  1/11 500万 中京ダ1700 10 10
サーチリザルト 三浦皇成  4/26 500万 東京ダ1600 10
サニーケーティング 生野賢一  2/14 500万 京都ダ1200 11 14 13 17 10
スマートキャスター 伊藤工真  5/02 500万 東京ダ1400 11 13
タツタイコウ 後藤浩輝  4/12 500万 中山ダ1200 14 10
トーセンウィズダム 田中勝春  1/10 地方 水沢ダ1300
ナスザン 武士沢友治  4/18 医王5下 福島芝1200 16 15 16 15 14
ネバーグレイス 郷原洋司  4/25 500万 東京ダ1400 12 12
メジロオマリー 川田将雅  5/10 500万 新潟ダ1800 11
ヤマニンノベリスト 柴山雄一  4/11 500万 福島ダ1700 10 14 12 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

これ以降は5月16日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「先行有利」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
アルフェラッツ △△
グルーオン
オーミバンディエラ
ナスザン
サーチリザルト △△
アイオロスシチー △△
スマートキャスター
クラッチヒット
メジロオマリー
タツタイコウ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サーチリザルト 4.6
メジロオマリー 5.1
スマートキャスター 5.2
アルフェラッツ 6.0
グルーオン 8.2
アイオロスシチー 11.3
タツタイコウ 13.4
オーミバンディエラ 13.9
以下19倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アイオロスシチー 79 55 65


デイリー馬三郎

予想印

◎ クラッチヒット
○ サーチリザルト
▲ メジロオマリー
△ アイオロスシチー

以下省略

大阪スポーツ

 予想家の印
馬名 舘林 田沼 山河 本紙
渡辺薫
アルフェラッツ
オーミバンディエラ △△
サーチリザルト
アイオロスシチー
スマートキャスター
クラッチヒット
メジロオマリー
タツタイコウ
ネバーグレイス

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アイオロスシチー(5着)

 「ダッシュつかず、離れた後方を3頭で追走していたが、早くもムチが飛ぶ。直線は一頭大外に持ち出すと凄い伸び。今日は前残りの展開で、前とはかなりの差があっただけにビックリ。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

アイオロスシチー

 「テンに置かれるので気合をつけて中団の位置を取りたい。直線の長い東京コースは歓迎。」(嶋田功調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 アイオロスシチーは勝つ可能性もあると思いますが、以前大敗した同型(直線一気)のメジロオマリーがいますし、前走よりも相手は強力です。



 ・・・眠たくなってきた・・・。予想より、結果が楽しみですね。

これ以降は5月18日に作成

●レース 

 アイオロスシチーのスタートですが、まず僅かに出負けして、その後宮崎北斗騎手が押っつけ押っつけて行きますが、たいして加速せず、最後方追走となります。

 以降38秒まで映像には登場しません。その38秒後はもう3コーナーの入り口で、アイオロスシチーは早くも加速を始めます(そのシーンだけ見れば、かしわ記念のエスポワールシチーのようだ)。そのままずっと加速し、4コーナーでは前走同様大外ブン回しで直線に賭けます。

 今回も直線で末脚が切れ、36秒3の勝ち馬に次ぐ上がりで一気に前10頭ほどを抜き去り、4着で入線します。勝ったメジロオマリーは昨年5月3日にも完敗している強豪。先団から36秒2の切れ脚を使われては後ろから行かなければならないアイオロスシチーにとっては、どうしようもない存在です。
 そのメジロオマリーとて、以前は後ろからしか追走できない馬でした。それが陣営の努力で今では先行集団にとりつくことが出来、かつ以前の切れ脚は残っているわけですから、本当に強い馬になりました。
 アイオロスシチーもいずれは先行ができて、今の切れ脚も繰り出せるようになって欲しいですね。
 

●時計の評価

 今回のアイオロスシチーの走破時計1分25秒7良馬場は、東京ダート1400mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分25秒9良馬場であることからも、このクラスなら十分勝ち負けできる時計です。今回は相手が揃っていましたし、勝ったメジロオマリーを褒めるべきです。

 前走は5着掲示板といっても、走破時計は平凡でしたから、まだ少し復調というには半信半疑でしたが、今回の時計と内容を見て、復活は間違いないと言ってでしょう。事実、昇級初戦で2着と大健闘した2008年2月23日の同じコースでの時計は1分26秒6良馬場でしたから、その当時よりもはるかにいい走破時計です。しかも、これで出遅れ(ダッシュつかず)てのものですから。

 500万クラスの卒業は時間の問題でしょう。しかし、このコースの1000万クラスの平均勝ちタイムが1分24秒7良馬場のように、上のクラスでは、現状全く歯が立ちません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アイオロスシチー(4着)

 「トモが入るまで時間がかかるので、テンはいつもあんな感じなんです。それでもテンに出して行って、最後はいい脚を使ってくれたし、確実に良くなってきていますよ。本当は中団くらいまで行けたらいいんですが、テンがそんな感じなので、短距離だと差し切るまでは厳しそう。もう少し距離があった方がいいですね。」(宮崎北斗騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

アイオロスシチー(4着)

 「出遅れ。これは大体、いつも。大外からよく伸びたが、さすがにこの時計ではここまでが精一杯。」(競馬ブック)

●今後の展望

 もはや完全にこのクラスではメドが立ったアイオロスシチー。しかし、上のクラスで厳しい状況なので、この500万クラスで上位の常連となりコツコツ稼ぐか、勝って上のクラスで大敗を繰り返しながら力をつけるかです。

 私個人の意見としては、前者を望みますが、大半の保護者の方は、そんなチマチマした作戦よりも、早く勝って欲しいでしょうね。

 ベストは夏の降級までにあと1勝することで、これができれば、もう1度500万クラスを走れるので、あと2勝はできそうです。しかし、さすがにもう5月下旬。間に合わないでしょうね。


 がんばれシチー軍団HPなどでは、芝出走論が根強いですが、私個人の意見としては、脚元に不安のある馬ですから、負担のかかる芝よりは、負荷の少ないダートで末永く活躍して欲しいと思います。活躍の場は500万クラスや1000万クラスで十分です。
 もちろん、芝のレースは見てみたいというのはあります。先週のヴィクトリアマイルで3着に来た岡田稲男厩舎のショウナンラノビアのように、ダートが頭打ちになって、芝を試したら連勝でGTも3着なんて、大化けする馬も実際にいます。
 私もアイオロスシチーは芝が走らないとは思いませんが、これだけ切れる脚のあるアイオロスシチーが脚元に負荷のかかる芝を走らせると、非常に故障のリスクが高くなると思います。もっとも、脚元に不安のない馬でしたら、芝に主戦を変えるのもありだと思います。

 先日GTを勝った愛馬エスポワールシチーは初戦から7戦は芝でした。そこからダートに転向後いきなり圧勝。普通なら、”なんでもっと早くダートを使わなかったのだ!!”という声を耳にしましたが、後日、安達昭夫調教師もおっしゃっていたように、エスポワールシチーは芝でそこそこ成績を残していたので、なかなか芝に見切りをつけられず、ダートを走らせるチャンスがなかったそうです。確かに、芝で2着や3着に来ている馬をダートで走らせて、大敗でもして優先出走権を逃してしまえば、非難轟々ですし、なかなか芝のレースには出走し辛くなりますからね。

 今回の嶋田功師もそういう気持ちではないでしょうか。ですから、私は頭打ちになるまではダートでいいと思っています。頭打ちになってしまえば、故障のリスクなどと言ってはいられませんから、芝に出すべきだと思います。

 私はこのサイトでアイオロスについていろいろと提言をしてきました。ブリンカーなどの馬具による矯正も早くから述べてきました。結果的にブリンカーが功を奏して今の活躍があるわけですが、ずっと文句を言い続けて来た私とて、馬具による矯正で馬がよくなるかどうか、自信はありませんでした。今書きました芝の話もあくまでも私個人の意見です。ただ、私はそう思うというだけのことです。

●最後に

 前走後は5着と言っても走破時計が遅く、まだアイオロスシチーの復活は信用しきれていませんでしたが、今回の内容ですと、500万クラスを勝ち上がる力はあると断言していいでしょう。正直安心しました。レース前もお話しましたが、今回は平場とはいえ、前走5着以内の優先出走権持ちが計7頭もいるなど、なかなかの好メンバーでした。当然全体の時計も速いですし、このメンバーでこの時計で4着に来れたことは、能力なしには成し得ません。

 とにかく、よかった。安堵の気持ちで一杯です。次走で勝てるのかと言われると、メンバー次第としか言いようがありませんが、このクラスなら、それなりの相手が出てきても、無様な負け方はもうしないでしょう。いや、直線の短いコースだとわからないかな。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年5月11日作成 14日、15日、16日、18日加筆
アイオロスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 5月 2日 第11戦 高田城特別 500万下 新潟ダ1200m (5着/8番人気)

2009年 4月 4日 第10戦 500万下 中山ダ1200m (6着/10番人気)

2009年 2月14日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (16着/13番人気)

2009年 1月 5日 第8戦 500万下 中山ダ1200m (16着/8番人気)

2008年 6月14日 第7戦 3歳500万 東京ダ1400m (7着/8番人気)

2008年 5月25日 第6戦 3歳500万 東京ダ1400m (5着/6番人気)

2008年 5月 3日 第5戦 3歳500万 東京ダ1600m (11着/4番人気)

2008年 3月30日 第4戦 3歳500万 中山ダ1200m (9着/3番人気)

2008年 2月23日 第3戦 3歳500万 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2008年 1月19日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着/13番人気)

2007年12月22日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 中山ダ1200m (14着/5番人気)

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る